3Dプリンターで作るバイク部品
3Dプリンターが普及し樹脂部品をローコストで作れるようになった。
汎用部品と3Dプリント品を組み合わせてバイクの部品を製作したので、開発概要を記す。
3Dプリント品は製作は主に外装部品に限られるだろう。
万が一、その部品が壊れた時に重大な事故に繋がらないかは網羅的に検討する。
ASILの安全要求の考え方を元に、検討を進めた。
例えば、今回のメーターブラケットで最も問題となるのが以下のケースだ。
・メーターブラケットが破損し、メーター、キーシリンダーが脱落
メーターの脱落→速度、灯火、ギアポジション視認機能が機能しなくなる。
このケースは直に事故につながることはない。しかし脱落したまま走り続けると、キーシリンダーの配線切断などでエンジンが停止するおそれがある。
ブラケット脱落から車両を安全に停止することには問題ないとして、制作を進めた。
制作したブラケットがこちら。
フレームとの接続部分には、汎用のL字アングルを使用している。
また、メーターのクランプ部分にはゴムシートを挟む
今後の展望
シリコン樹脂とエポキシ樹脂